2017.6.30
太りやすい体つくりに欠かせない!食事制限よりも大事な呼吸法のメリットとは?
38View
呼吸法で太りにくくなるって本当ですか?
呼吸法を用いたマインドフルネスを長きに渡って実践していると、少しずつ太りにくく痩せやすい体質になると言われています。
体の中に好循環をもたらす呼吸法には、直接的なダイエット効果はありません。
しかしこの健康法を実践した人の中には、ストイックなダイエットでは得られないような穏やかに痩せる感覚を得ている方々もいるようです。
今回は、理想のボディを目指すダイエッターの皆さんと一緒に、今話題の呼吸法ダイエットの魅力を確認していきます。
呼吸法で痩せやすくなる理由1 有酸素運動と似た効果
吸う・吐くをじっくり行う呼吸法やヨガ、ピラティスなどのエクササイズは、時間をかけて行うことで有酸素運動と似た効果が得られると言われています。
こうした呼吸法が有酸素運動と同じカテゴリに分類される背景には、体内にフレッシュな酸素が行き届くからという理由があるようです。
呼吸法の場合は、激しく体を動かし続けるウォーキングやランニングと比べて当然カロリー消費は少なくなりますが、外に出られない悪天候の日に実践することで毎日効率よく新鮮な酸素を細胞に届けられると言えるでしょう。
呼吸法で痩せやすくなる理由2 代謝が上がりやすくなる
吸うよりも吐くことを重視する呼吸法を実践していると、エネルギー燃焼に欠かせない二酸化炭素を多く排出できる体になります。
また腹式呼吸を行なえば、体幹部の腹横筋などを刺激することで筋力もアップするメリットが得られますので、その結果としてエネルギー燃焼しやすい体になると言えそうです。
呼吸法で痩せやすくなる理由3 ストレスやイライラが緩和する
呼吸法や瞑想の心の内面に対する効能は、マインドフルネスという形で近頃多くのメディアで紹介されるようになりました。
またエクササイズの中で呼吸法を実践するヨガやピラティスについても、健康面のメリットともにストレス解消効果があるようです。
こうした方法によりストレスが緩和すると、神経伝達物質のセロトニンが優位になることで、過食衝動が起こりにくくなります。
またストレスにより一度セロトニンが不足すると、夜眠れず日中眠いといった症状により更に精神的なストレスが増大する傾向がありますので、呼吸法を通して心を穏やかにする習慣が太りにくい心身をつくる良策になると言えそうです。
呼吸法で痩せやすくなる理由4 自律神経が整いやすくなる
呼吸法によって副交感神経が優位になると、ホルモンバランスの乱れによる月経前症候群なども起こりにくい体質になります。
生理前に女性ホルモンのプロゲステロンが増えすぎる女性の中には、自分では制御不能な過食衝動に悩まされる方々も大変多く見受けられます。
また場合によっては自律神経の乱れにより神経性胃炎が生じることもありますので、安定的な食生活を続けるためにも、日々の生活に呼吸法を取り入れるメリットは高いと言えそうです。
ダイエットに効果的な呼吸法のポイント1 姿勢を良くする
ここまで紹介したメリットを得るためには、必ず背筋をスッと伸ばして呼吸法を行うようにしてください。
姿勢の良い状態で呼吸法を行うと、肋骨まわりの肋間筋や腹横筋がスムーズに動くことにより、深く息を吸える環境が作られます。
これに対して姿勢の悪い状態で行った場合は、浅い呼吸しかできなくなってしまうため、注意が必要です。
ダイエットに効果的な呼吸法のポイント2 「吸う」より「吐く」
太らない体づくりに効果的な呼吸法は、吐く呼吸を主軸に行います。
一定のリズムで息をゆっくり吐く作業を通して筋肉をじっくり動かすと、神経伝達物質のセロトニン分泌が盛んになります。
また副交感神経の働きを高める吐く呼吸法を実践していると、脳波もα波に傾きやすくなりますので、仕事や勉強に集中したい皆さんこそ、吸うより吐くを意識した呼吸にシフトすべきと言えそうです。
ダイエットに効果的な呼吸法のポイント3 「口呼吸」より「鼻呼吸」
呼吸法によって太りにくい体を目指すなら、口呼吸ではなく鼻呼吸を行う習慣を付ける必要があります。
吐くことがメインの鼻呼吸をしている人達は、副交感神経が優位になることで成長ホルモン分泌に欠かせない良質な眠りも得られやすくなります。
これに対して口呼吸や胸式呼吸をしている方々は、交感神経の働きが強くなることで、現在抱えているイライラによる過食衝動なども起こりやすくなってしまうのです。
またウイルスなどを空気と一緒に体内に入れてしまう口呼吸については、免疫力の低下や歯周病が起こりやすくなるとも言われていますので、今行っている食事制限などのダイエットを健康的に続けるためにも、なるべく早めに口呼吸ではなく鼻呼吸にシフトした方が良いと言えるでしょう。