2014.6.26

日傘での紫外線予防

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日傘

太陽光は人の目に見える可視光線のほか、目に見えない赤外線や紫外線もあります。特に紫外線はもっとも波長が短く、その波長はA、B、Cという3つに分類されます。C領域紫外線(UV-C)は、地表に届きません。現在問題になっている紫外線はB領域紫外線(UV-B)であり、オゾン層の変化に影響するとされています。生体への影響も大きくその増加が問題になっていて、人体にとっても有害であるとされています。

紫外線は、人の皮膚へ悪影響を与えます。そもそも人間の皮膚は、紫外線への防御機能があります。メラニン色素が多く肌の色が黒い人ほど、紫外線への抵抗力があります。つまり色白で太陽光に当たると赤くなり、黒くなりにくい人は紫外線対策が必要とされるのです。また、いくらメラニン色素が多いからといっても、むやみに日焼けをすることは危険です。深刻なケースですと紫外線によってDNAが傷つけられてしまい、遺伝情報が操作されて突然変異につながるという懸念も報告されています。子どものうちから無用な紫外線を浴びないよう、紫外線対策をすることは大切です。

紫外線対策として、日傘は昔から重宝されています。最近は男性用の日傘も登場し、もはや女性だけのUVカットアイテムではなくなってきています。日傘の色は白や黒、それ以外にもさまざまなものがあり、紫外線カット効果には差があります。また、たとえば紫外線99%カットという製品を購入しても、内側の生地が明るい色では照り返しを受ける懸念があるなど、注意しなければなりません。また、UVカット加工技術には「寿命」もあります。日傘選びのポイントはまず、UVカット加工されていれば色は関係ありません。白と黒の日傘であれば、白は紫外線を反射させて防ぎ、黒は紫外線を吸収して防ぎます。黒の方が紫外線防止率は高いのですが、白でもUVカットされていれば問題はありません。また、日傘の生地は厚いものであるほど、紫外線をカットします。当然ですが、穴が開いているレースデザインなどの日傘ではいけません。デザインにこだわる人もいますが、柄によって紫外線カット率が変わるものもがありますから要注意です。

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