2015.10.7
善玉菌のエサになる！？腸内フローラに「キウイ×ヨーグルト」が良い理由とは？
205View
腸内フローラを増やすデザートがスゴい！
健康に関する雑誌やテレビ番組で話題になっている「腸内フローラ」は、美容や健康を保つ上で欠かすことのできない腸内細菌です。
今回はそんな腸内フローラ環境を改善してくれる「キウイ×ヨーグルト」の組み合わせについて、効果的な理由やおすすめレシピなどをご紹介していきます。
最初に確認！腸内フローラとは？
腸内フローラは、「腸の中に生息している細菌の生態系」を指す言葉で、正式名称は「腸内細菌叢」となります。
腸内細菌叢は、腸壁に集まった腸内細菌が「お花畑」のように見えることから、「腸内フローラ」という呼称が多く使われるようになりました。
とてもたくさんの善玉菌が生息している健康な人の腸では、一定のバランスで維持されている腸内フローラがまさに「お花畑」のように見えることもあるようです。
これに対してストレスや生活習慣の乱れなどによって腸内環境が悪くなっている人は、悪玉菌が優勢の腸内フローラにより、さまざまな病気や不調が生じるようになってしまうのです。
このようなメカニズムから考えても、100種類以上、100兆個もの細菌が生息している腸内フローラは、「善玉菌が優勢であればあるほど、体が健康になる」と捉えておくと良いでしょう。
腸内フローラを改善するメリットとは？
腸内フローラの環境が良くなると、心身にさまざまな好循環が生まれるようになります。
《便秘が解消する》
腸内フローラが善玉菌優位の人は、腸の蠕動運動が非常に良いため、毎日スムーズに便が出るようになります。腸内に宿便がなくなると、腸内環境を悪化させる悪玉菌や「便から生じる毒素」がなくなるため、便秘とは無縁の健康状態になっていくのです。腸内フローラには「肉眼ではチェックができない」という難点がありますが、排便の状態で自分の腸内環境を確認することで、善玉菌優位の環境が作り安くなると言えるでしょう。
《体臭がなくなる》
健康な腸内フローラによって排便が促されると、宿便から生じていた「臭い」が血液内に流れなくなります。体臭や口臭が酷い人の多くは、腸内環境が乱れている傾向がありますので、「毎日きちんと便が出る腸内環境にすること」を心掛けることが、体臭予防に繋がると考えても良いでしょう。
《肌トラブルが起こりにくくなる》
便から生じた毒素が血液に流れ込むと、大人ニキビなどの肌トラブルが起こりやすくなります。また腸内フローラが悪玉菌優位になっている人は、体全体の免疫力が低下する傾向がありますので、アレルゲンや外的刺激などによる影響も受けやすくなってしまうと言えるでしょう。また腸内環境が悪い人は活性酸素が増えやすい傾向があるため、シワやほうれい線などの「加齢による肌トラブル」も起こりやすくなります。
《生活習慣病になりにくくなる》
腸内フローラが元気な人は、基礎代謝も高いため、血液中のコレステロールや中性脂肪も分解・燃焼されやすくなります。また腸内環境が良くなると、動脈硬化や脳梗塞の間接的な原因となる活性酸素も発生しにくくなりますので、生活習慣病のリスクも一気に低減すると考えて良いでしょう。健康診断などでメタボリックシンドロームや生活習慣病予備軍の指摘を受けた場合は、「腸内環境を良くすること」から始めてみてください。
毎日食べるキウイ×ヨーグルトで腸内フローラを元気に！
腸内フローラを善玉菌優位にするには、美容雑誌などで話題になっている「キウイ×ヨーグルト」を毎日食べてみてください。
キウイフルーに含まれる水溶性食物繊維には、「善玉菌のエサになる作用」と「便の硬さをコントロールして、排便を促す作用」があります。
またキウイフルーツ特有の緑色を構成する「クロロフィル」には、小腸の絨毛に詰まった「便や老廃物」を取り除く作用があるため、毎日摂取することで腸を隅々からきれいにすることができるようになるのです。
ヨーグルトの腸内環境を改善作用は多くの人が知っていることだと思いますが、そこにキウイフルーツをプラスしてあげることで、「善玉菌がキウイフルーツの食物繊維を食べ、更なる善玉菌が生まれる」という腸内の好循環が生まれると言えそうです。
いろんなレシピでキウイ×ヨーグルトを楽しみましょう！
普通にキウイ×ヨーグルトを食べることに飽きてしまったら、オリジナルメニューを作って多彩な味わいを楽しんでみてください。
《フルーツグラノーラに入れる》
栄養素と食物繊維たっぷりのフルーツグラノーラは、キウイ×ヨーグルトとの相性が抜群の食品です。甘味料として蜂蜜を使うと、善玉菌のエサが更に増えることになりますので、「腸内フローラをもっと増やしたい！」という時には少しだけ加えてみると良いでしょう。
《凍らせる》
細かく刻んだキウイフルーツとヨーグルトを混ぜて冷凍すると、真夏のおやつに最適な「フローズンヨーグルト」が完成します。ヨーグルトに含まれる乳酸菌には「熱に弱い」という難点がありますが、凍らせる分には菌が生きたままとなりますので、健康効果が変わることはないのです。
《ジュースにしてしまう》
キウイ×ヨーグルトをベースにしたジュースやスムージーを作れば、忙しい朝でも簡単に摂取できる「スペシャルドリンク」が完成します。早朝に飲む冷たいジュースには、腸を刺激し排便を促す作用がありますので、便通の悪い人は「食べるよりも飲む」という方法でキウイヨーグルトを摂取してみると良いでしょう。
まとめ
乳酸菌たっぷりのヨーグルトにキウイフルーツを入れる理由は、「豊富な水溶性食物繊維が善玉菌のエサになるから」というプレバイオティクスに繋がる効果と言えそうです。
キウイ×ヨーグルトを数日続けていると排便がスムーズになり、その結果としてこれまで生じていた吹き出物や体臭なども解消していきます。
また腸内フローラが元気な人は、ダイエット効果も出やすくなりますので、「体の中から美しく痩せるため」にも、ダイエットサプリ感覚でキウイ×ヨーグルトを楽しんでみてください。
