2014.6.26
きのこでダイエット
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歌って踊れる女性お笑いタレントである渡辺直美さんが、テレビ番組で「きのこダイエット」にチャレンジし、10kg以上の体重減少と10%の体脂肪率減少に成功したことから、実践効果のあるダイエット法として紹介されました。紹介されたきのこはまいたけであり、1日に100g程度を摂取することが推奨されています。まいたけにはキノコキトサンという成分が非常に多く含まれており、腸内をコーティングして脂肪分の吸収を阻害することによって摂取カロリーを抑えるはたらきがあります。さらに食物繊維も多く、悪玉コレステロールの分解と排出をうながすため、新陳代謝が高まり内臓脂肪を減らす効果が高いこともわかっています。
そもそもきのこには、炭水化物をエネルギーに変換するビタミンB群が豊富に含まれていて、ビタミンB2は代謝を助けますからダイエットにも効果的です。中でもまいたけのビタミンB2含有量はきのことしてトップクラスですから、調理時間を短くすることで風味と歯ごたえを活かせば、おいしく食べながらもローカロリーメニューとなります。きのこに含まれている成分の90%は水分であり、カロリーは100gでおよそ20キロカロリーです。食物繊維の量がキャベツの2倍以上にもなっているエリンギには、便秘の改善効果も期待することができます。また、食物繊維が腸内をきれいにする力には、水銀や鉛などといった毒素を排出するデトックス効果も期待されます。
さらにきのこを乾燥させると、うまみ成分や食物繊維も濃縮されます。特にビタミンD2は、日光に当てるだけで数十倍にも増えることがわかっている上、乾燥して粉末にすると保存も料理法も簡単です。ただし、ビタミンという成分は水に溶けやすいことが特徴です。水で洗わず炊き込みご飯や汁物に使い、煮汁ごと一緒に食べることのできる調理法がおすすめです。1年中流通しているきのこ類も、鍋物の需要が高い冬場になると値段は少し高くなり、逆に夏場は安くなっています。
