2014.6.26

夜食は太る

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夜食を食べると、かなりの確率で太ります。夜という時間帯に、人間の身体に存在している自律神経やホルモン、タンパク質などの物的性質が食事で摂取したカロリーをエネルギーとして消費させていく力は、全体的に弱くなっているのです。

第一の原因として、自律神経の問題が挙げられます。交感神経、副交感神経というのふたつのバランス交感神経は、昼と夜とでそのはたらきを変化させています。特に夜は副交感神経が優位になり、エネルギー消費を低くしてしまいます。第二の原因は、夜のエネルギー消費という問題です。人間の身体は必ず食事によって熱が発生し、エネルギーを消費します。エネルギーの消費は朝がもっとも高く、夜になると低くなってきます。第三の原因として、ホルモンの分泌量という問題もあります。体内には、血糖値を上げて身体を活動的な状態にし、エネルギー消費の力を強くするはたらきを持つ副腎皮質ホルモンがあります。しかしながら、遅い時間になっていくほどに分泌する量が減っていき、エネルギーの消費力を弱めてしまいます。そして、そもそも夜は脂肪がつきやすい状態にあるのです。脂肪を蓄積するタンパク質である「BMAL1」は、午後10時から深夜2時までの分泌量がもっとも多くなっています。この間の食事は、確実に脂肪となりやすい傾向を強めるのです。また、1日でBMAL1がもっとも少なくなる時間帯は午後3時とされていて、そういった意味からも「3時のおやつ」は理にかなっています。

夜に食べると確実に太るのですが、夜遅くまで起きていて勉強や仕事をしなければならない人にとっては、太る原因を理解した上で対策すると少しでも太りにくくなります。まずは少なくとも午後10時前までに夜食を済ませ、次の日に食べる朝食の12時間以上前までであれば良いとされています。夜はとにかくエネルギーを消費しにくいため、余分なカロリーを摂取することは禁物です。そういった理由からも、炭水化物を控えることが重要となります。

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